魍魎の匣/京極夏彦 ★★★★★ [キロク]
匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物?箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞受賞作。
読み終わるのにずいぶん時間がかかった。1ヵ月くらい?読んでも読んでも終わらなくて……。友人との会話から推察するに自分の読み方が悪いのかもしれないが。基本的にほんのちょっと空いた時間にちまちま読んでいくタイプだから。
「匣〔はこ〕」がテーマ。妙な宗教に連続バラバラ殺人事件、そして加菜子殺害未遂事件。なんだかドミノのように続いていく。それぞれが独立して、首謀者というのがいないのが凄い。最後にちゃんと最初に戻るところも。
なんだか新しい登場人物が沢山いたが、あまり混乱せずに読めた。
雨宮さん気持ち悪い……。映画でやったのかな?最後のとこ。
2008-03-29 23:55
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