嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2/入間人間 ★★★☆☆ [キロク]
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意 2 (2)(電撃文庫 い 9-2)
- 作者: 入間 人間
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/09/10
- メディア: 文庫
入院した。僕は殺人未遂という被害の末に。マユは自分の頭を花瓶で殴るという自傷の末に。
二人が入院した佐木では、患者が一人、行方不明になっていた。
その事件は当初、僕にとって問題となるべき事柄ではなかった。数日後に起きた出来事のほうがよっぽど衝撃的だったからだ。
数日後。マユは、頭部と花瓶を再度巡り会わされた。自傷じゃなく、誰かの手によって。マユは病室で血塗れになり、今回も気絶することなく自前の足で歩き、医者に治療を依頼した。
そして、治療から帰ってきたマユは、本題とは関係の無いことを僕に発表した。
死体を見つけた、と。
また、はじまるのかな。ねえ、まーちゃん。
今回は病院からでなかった、病院ストーリー。病院なのに次々と傷が増えていく謎。
みーくんとまーちゃんのラブラブ(?)っぷりがすごい。24時間べったりですよ。病院という公共の場で。
戯言シリーズにでてきたみたいな変人な看護婦さんがでてきた。なんだかこの作品って似てるよなあ、戯言に。
大部屋の同室メンバーがそれぞれ良い味をだしていた。大抵こういうのって何の疑問もなく個室にされることが多いから、小説としては珍しい?
新キャラが一杯登場。ていうかみー&まー以外は全部新キャラだけど。これからもでてきそうな人がひとり。あの子も良いキャラしてるよなあ。
ミステリーとしては、非常に分かりやすく、わりとすんなり。でも、警察、行方不明っこくらい見つけようよ!結構分かり易いところにいたでしょ!!
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